第�C条までの４つが見事にできても、この第�D条が苦手だと、あと一歩で苦労しちゃうんです。実は俺自身、これが一番苦手なのだ。自 分が苦手な事を学生くんに諭すとは、ナンタルチア！シャイなもんで自己アピール下手で損したことが多いし。という自戒も含め、学生 くんにはそのようなことがないように、失敗から学んだ事を耳打ちだ。 日本人は、これまで自分の特徴（個性）を他人にアピール、宣伝するのは苦手な民族だった。さらに自己アピールに熱心な人を敬遠しが ち、むしろ引いちゃう（嫌う）傾向があった。今は、帰国子女を筆頭に（笑）随分変わったような気がするが、それでも高校までは引い ちゃう感覚が残っていると思う。だって教える側には“自分をアピールするのは日本人の美学ではない”と考える旧世代も混じっている んだからね。 しかし、就職できず困っている事を前提に考えると、黙っていては相手に自分の良さが伝わらないのだ。と思うべきなのです。そこで自 己アピールが苦手なタイプの学生くんが、吹っ切れるための考え方がこれだ。 まず最初に、＜生まれた瞬間赤ん坊は、なぜオギャー！と泣き散らすのか。＞ということ。 『オギャー！さっきまで水の中だったのに、あ、今ぼく、浮いてる！不安定、助けて～！オギャー！空気が寒い！ハラ減った～！誰か触 ってる！気持ち悪い！と言ってる僕はここです！オギャー！』 自分の現状態をアピールして、存在を世間に訴えている赤ん坊の広告手段が、オギャーという音（泣き叫び）なんだ。『僕に気づいてー っ！』て泣き叫ぶのは人間の基本なんだ。いやしくないんだ、と自信を持とう。 外資系企業が増えるだの、ネット社会が拡がるだので、農耕民族日本人でさえ田畑での定住から海外進出へ、そして狩猟民族外国人の流 入が、頻繁になった。島国ながらもボーダレス、グローバル化という流れで進んでいく今、長崎大学経済学部の学生くんがわざわざネオ 農業を選択しないなら、積極的に自分の特徴をアピールしなければ、＜就職できない＞という悩みから抜け出せないのだ。海外の狩猟民 とも戦わなければいけない現代日本人は、先に獲物を獲りに動き回り、俺のだー！って旗を立てることも必要になっちゃったのよ。 それにイザとなれば、好きな異性にメールを送るのも、勝負パンツに勝負服着てお出かけするのも最終的に、できれば相手とマグワリた いというボカシ広告だし。危険に直面すれば、『キャー、ドロボー！誰かー捕まえてーっ！』と依頼命令広告したり、殺される寸前に 『誰か助けてーっ！』と命乞い広告したりする動物なんだから、人間は。イザとなればね。 さらに最後に死ぬときは、突然の事故死でもない限り、遺言状という広告を残していっちゃう、＜生涯広告動物＞こそが人間なのだ。 だから、自分を広告することを、悪く思わないでガンガンやって欲しい。就職難も、＜イザとなれば＞ってことにしようじゃないか。 君を選ぶ就職先の相手は、元々君のことを全部知っているわけではない。知っているのは、せいぜい君が過去にマル覚えした知識に関し て、他人に測定された学力や点数ぐらいだってば。ア～ハ～！ ヨシ、そうとわかったら、逆転の開始だ！進路に不満の親の説得や面接試験での自己表現にルールはない。手を抜かないように健闘を祈 る！ ＊ところで、俺たちファンタジーズコアの！２nd.アルバム【長崎ブルース】猛売中。講義を聴くより人生の役に立つこのＣＤ。 買おうぜ！逆転にくじけそうなときに頓服で役に立つ。さらにファンタジーズコアのライブは手術や注射に匹敵するので、一回は見に来 てくれ！第1条へ 第２条へ 第３条へ ＊緊急余談＊ 第４条へ レポートのフォーマット 【逆転の構図】学 TOPへ Home