第2条【相手の知らないことをやれさ。】
それでは、アメリカツアーから帰ってきたプロフェッサー狩須、再び登場!
・・・ロックンロール!はい、モメの用意。昨年の講義で、何を言ったか思い出しながら、さらに第1条を補足
しておきますと、第1条では【一見、不利だと思う状況は、何でも満ち足りてる人よりも違っていて個性がある状況だ、というこ
とに気づいて欲しい。不利はオリジナリティ−があって、満ち足りてるときには考えないような工夫をするチャンスであり、それ
はラッキーだ。】ということを言ったんだけど、わかってもらえたかい?!イエーッ!ロックンロール!【右手が折れたら左手が
強く器用になるもんだって!】さらに言葉を換えると、
 
 ●恥ずかしいとか不利だと思う状況は、珍しいことであるという自信を持つのだ。
 ●珍しいことである状況には、新しさやパワーの源があるのだ。
 ●恵まれた人や有利な人と違う体験をしている自分に優越感さえ持ってしかるべし。
 
さて、次行こうか。

第2条 【相手の知らないことをやれさ。】

第1条はまず自分自身のとらえ方だったが、第2条では自分以外の“相手”の存在を考えるのだ。 そう、毎日誰かと関わって生きているのが人間。そこでその大多数から自分自身が秀でるためには、ライバルの相手に勝つ、もし くは選ぶ相手(例えば就職希望先の面接官・・etc.)に認めさせなければいけない。その時、誰でもやってることを同じようにやっ て安心してても、群れから頭一つリードすることはできない。有名な塾や高校や大学や専門学校に行けば同じように出世して同じ ように幸せになると思ってたら、実際の人生は全然違う。だから、どっかで、あるポイントで、【相手の知らないことを、自分だ けの研究を、あるいは自分だけの経験を、やっておくのが重要】になるっちゃん。とにかく、相手に、珍しいとか何か違うものを 持ってると興味をもたれなくては、必要とされないのだから、まず相手が知らない分野からアピールするのが、有利。   希望就職先の面接で、その会社とは違う分野のことを話し、違う分野の発想を見せると、逆転のチャンスになるっちゃん。もちろ ん、ただのトンチカンではいかんぞなもし。例えば学生くんで一番最後の問題、<卒論>の場合だと、毎年先輩の書いた卒論のコ ピーを写したり、既に出てる本から書き写したりしてる人が多いが、そのゼミの教授が元々知ってることなんか書いたって読む方 は面白くないんだから、ゼミの教授が知らないテーマや問題を書いた方が、相手にとって圧倒的に面白いに決まってるやんけ。ち なみに、俺は貿易政策ゼミで、音楽のことを書いた。どう見たってゼミの教授より俺の方が今の音楽に関して知ってると思ったか らだ。自分が知ってることだけを書くので全然苦痛じゃなかったな。ただ、音楽に貿易をからませるために<レコードが売れなく なった原因>について書いた。やっぱ、接点を見つけてその時代をとらえた工夫、ハイブリッド感だけは持たせるのが必要だ。   就職試験の面接でもしかり。さらに言葉を換えると、    ●相手をビックリ驚かせてしまうのが大切である。  ●ビックリさせた後、その裏付けの説明に根気と情熱を注ぎ、感心させてしまえば勝ち。 *それではしばらく休憩。休憩中には、ゲストの森部くんからギョロメギャグ、どうぞ。
第3条以下の補足はまた今度。狩須、レコーディングのため退場!それではロックンロール!
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